いわゆる「ぎっくり腰」は急に起こった強い腰の痛み(腰痛)を指す一般的に用いられている名称です。何か物を持ち上げようとしたとき、腰をねじるなどの動作をしたときなどに起こることが多いですが、朝起きた直後や何もしないで起こることもあります。痛みの原因はさまざまで、腰の中の動く部分(関節)や軟骨(椎間板)に許容以上の力がかかってけがしたような状態(捻挫、椎間板損傷)、腰を支える筋肉やすじ(腱、靱帯)などの柔らかい組織(軟部組織)の損傷などが多いと考えられます。 下肢に痛みやしびれがあったり、力が入らないなどの症状があったりするときには椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症・圧迫骨折などの可能性も考えられます。
治療法は?
当院では、超音波検査装置を用いて症状の原因組織を適切に評価し改善を目指します。 受傷直後であれば腫脹管理が重要になる為、アイシングや物理療法を使用して腫れを引かしていきます。腫脹改善と同時変更で可動域訓練・運動療法を実施していき、早期復帰・症状改善を目指していきます。