肩関節インピンジメント症候群は、腕を挙げたときに腱板の筋肉や肩峰下滑液包が肩峰という肩甲骨とぶつかり繰り返し刺激が加わることで炎症を引き起こし痛みを生じる症状です。 ある角度まで肩を挙げていくと引っかかり感や痛みで肩が挙げられなくなることが主な症状になります。外転角度60~120°の間で特に強い痛みを感じることがあり、症状が強い場合には寝ている時にも痛みを訴えることがあります。骨形態の個人差や加齢変化として肩峰下に骨棘ができた場合のほか、投球動作などのオーバーヘッドスポーツや腕をよく使うスポーツ選手にも発症します。
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